各部門のご案内

看護部長ごあいさつ 

医療の高度化にともない、よりいっそうの患者サービスが求められ重視されております。みなさまから選んでいただける病院づくりのため、常に患者さんのそばにいる看護職員の果たす役割はたいへん大きなものと認識しております。

看護部の取り組みとして、資質向上のための役割別・年代別の教育プログラムを実施しております。

さらに、専門性の高い知識と確かな技術を身につけるため、多くの研修の機会が用意されており、参加に対しては病院からの全面的な支援が確立されております。積極的に受講した職員は、臨床において能力を十分発揮できており、患者さんからも高い評価をいただいております。

「目の前にいる患者さんのために、いま何ができるか」
われわれ看護部は、日々自問自答しながら、患者さんやご家族が、安心して治療に臨んでいただけるよう、看護サービスのさらなる充実を図りたいと考えております。

診療放射線科の紹介

診療放射線科は放射線技師3名で運営しています。

当院のモットーである「明るく、親切、ていねいに」を基本として患者さんの検査に従事し、日々技術の向上に努めています。

MRI装置、全身用マルチCT装置など総合病院並みの医療機種が揃っており、自院のみならず近隣の病院、個人医院、クリニックからの依頼も多く受け入れ撮影の協力体制も整っています。

私たちが行う検査は必ず医師の指示を受けて行い、単に撮影するだけでなく、医師が診断しやすい 画像を提供するため、画像を読む読影能力を高める努力を重ねています。

栄養管理室の紹介

食事提供

医師の発行する食事箋に基づいて食事を調理提供しています。 医師・看護師・管理栄養士で情報共有し患者さんの病状に合わせて一般食・特別食を検討します。 リハビリ職・歯科衛生士と連携し、患者さんの咀嚼・嚥下・消化吸収などの機能低下を確認、 食事形態を検討し提供しています。

栄養指導業務(外来)

医師から指示された栄養食事指導箋に基づき、管理栄養士が栄養指導を行います。 糖尿病・肝疾患・心疾患(減塩含み)・腎疾患・貧血症など、患者さんの病態に応じ、 パンフレットや情報機器を使用し、個人指導のみ行っております。

管理栄養士による訪問栄養指導

通院困難な方を対象に、管理栄養士がご自宅を訪問し栄養指導を行います。 住み慣れた家で、安定した療養生活を送れるように、栄養管理や低栄養の予防にご家族様含め、管理栄養士がご相談に応じます。

栄養管理業務

栄養療法は医療現場において重要な治療手段のひとつです。 当院では、全ての入院患者さんに入院時、栄養状態の確認をしております。栄養状態にリスクの ある方は多職種連携で情報共有し、栄養アセスメントの実施、栄養必要量の算出、栄養補給法の決定、栄養管理計画・実施へと進みます。

スタッフ

管理栄養士3名 栄養士2名 調理師6名 調理員7名 計18名
資格保持者 日本糖尿病療養指導士2名
      NST専門療法士1名
      病態栄養専門管理栄養士1名

栄養管理室の特色

入院中も日々の移り変わりを感じて頂けるよう、季節の節目に行事食を取り入れています。  医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、歯科衛生士、調理師、事務職等の多職種連携で患者さん個々に応じた食事内容を検討、提供しています。

医療と介護のシームレスな関係

退院後も継続した栄養管理が行われるよう、患者さんが退院する際は「栄養情報提供書」を作成、退院先の介護施設でも継続した栄養管理が行われるよう連携をとっています。

医療相談室の紹介

病気になると、思ってもいなかった問題や心配ごとが起きてきます。
このような疾病によって引き起こされた心理・社会的な問題に対して、一関病院では医療ソーシャルワーカーが対応いたします。
たとえば、このようなときにご相談ください。

  1. 医療費の支払いへの不安
  2. 退院後の生活についての心配ごと
  3. 福祉サービス・介護保険制度等に関する相談
  4. 誰かに話を聴いてもらいたい
  5. 治療内容についての疑問や不安
  6. 当院への苦情など

利用方法

医師や看護師にお申し付けください。予約を優先いたします。
患者さんのご状態によってはこちらから病室へお伺いします。
相談は無料で秘密は守られます。

医療ソーシャルワーカーについて

医療ソーシャルワーカー(MSW:Medical Social Worker)とは、疾病を有する患者等が、地域や家庭において自立した生活を送ることができるよう、社会福祉の立場から、患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る社会福祉の専門職です。  当院では、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持った職員が医療相談の対応をさせていただいております。

臨床検査科の紹介

臨床検査科では、患者さんから採血・採取された検体(血液、尿、便、喀痰)と、患者さんに接して測定する検査があります。夜間休日を問わず、検査を行っております。

検査内容

血液検査

貧血の有無、形態異常、血液型。血液を凝固させたり、溶かす因子を測定します。

生化学検査

肝臓や腎臓等の臓器、炎症反応、血糖、癌などの腫瘍マーカー、ホルモンの検査です。

一般検査

腹水、髄液、尿中の成分(糖、タンパク、潜血など)や、細胞(赤血球、白血球)の数値、便の潜血などを検査します。

血清検査

肝炎や梅毒などの感染症の検査です。

細菌検査

喀痰、尿、便、血液、膿、咽頭粘液などを培養し、菌種の同定と感受性(薬剤効果)の検査です。

生理検査

心電図(心臓の働き)、肺機能(肺の働き)の検査です。

輸血検査

輸血をする際、患者さんと適合するか調べる交差適合試験を行います。

細胞検査

婦人科や肺、乳腺、尿、甲状腺、腹水、胸水などの細胞を染色して、核、細胞質、核小体、配列、重責性などから悪性細胞をスクリーニングします。

事務の紹介

医事課

医事課は外来係、入院係、医務係と診療情報管理室で構成しています。外来患者様の受付と案内、外来医療費の計算と請求などの外来係業務。入院患者様の入院手続き、入院医療費の計算と請求などを行う入院係業務。外来と入院の診療報酬明細書(レセプト)作成を行う保険請求業務を中心に行っています。医務係では健康診断や予防接種、労災、自賠責請求業務を行い、診療情報管理室では病歴管理、診療録管理を行っています。
また医師や看護師等の各分野のスタッフの活動を円滑になるようサポートを行うことも大切な業務の1つです。私たちは直接的な治療に携わる事はありませんが、患者様やご家族の不安を少しでも和らげることが出来るよう、スタッフ一同患者様の立場に立った応対を心がけております。

総務課

総務課には総務担当と業務担当とあります。
総務担当の業務は、予算・決算に関すること、職員の給与、会計・経理に関すること、職員の定期健康診断などの庶務を担当しています。会計・経理、給与の支給など、お金に関する業務が多いため、適正な業務遂行を心がけております。
業務担当の主な業務は、臨床工学技士と連携して医療機器などの固定資産の取得、診療材料や消耗品等の購入のほか、病院の建物や設備の管理と営繕、業務委託契約、賃貸借契約、保守契約など、病院の財産管理を担当しています。医療機器の取得や診療材料等の購入は、直接診療に関係する業務ですから、限られた予算を活用して最大の効果を上げられるよう心がけております。
総務課は、病院内の多部門との連絡調整など、重要な役割を担っていることから、多部門と連携して業務が円滑に遂行されるよう心がけて業務にあたっております。

薬剤科の紹介

1.調剤

医師から出された処方せんに基づき、お薬の適正な使用と患者さんの安全確保を第一に考え、お薬を調剤しています。 必要に応じ、1包化(1回の服用量をひとまとめにすること)としたり、錠剤を砕いて散剤に調剤したりと、患者さん一人一人に適した形で調剤します。

2.注射薬調剤

医師の指示に基づき、用法・用量、配合変化などをチェックして個人毎にセットして払い出しています。 特に抗がん剤のように注意が必要な薬品は、医師・薬剤師・看護師が十分にチェックして、患者さんの安心・安全を第一に考えて行っています。

3.薬剤管理指導(お薬の説明)

患者さんが薬を正しく使うことができるよう、薬の効果、使い方、注意点などをお伝えしたり、患者さんからおくすりに関するご相談に応じます。

4.医薬品情報提供

医薬品に関する最新の情報収集や院内での薬に関する問い合わせに対応しています。医療スタッフや患者さんに、わかりやすいかたちで情報提供し、薬物治療の現場を支えています。 また、その内容をもとに「薬剤科ニュース」を作成して、院内職員へフィードバックし情報の共有化に努めています。

5.医薬品管理・提供

院内において、薬を安定的に供給し、安全に使用していただけるよう、医薬品の購入と保管そして各部署への供給を行います。血液を原料とする医薬品については、製造番号や使用した患者さん、投薬量等を20年間にわたって管理します。

リハビリテーション室の紹介

  1. 運動期リハビリテーションⅠ取得
  2. 呼吸器リハビリテーションⅠ取得
  3. PT8名 OT2名 ST1名
  4. 医師、看護師との定期的なミーティングを実施しチームアプローチを実践
  5. 両磐地域大腿骨頸部骨折地域連携パス 回復期担当指節
  6. 訪問看護ステーションからの訪問リハビリの実施

主な業務

その他

 当院では地域包括ケア病棟を有し、訪問看護ステーションも同一事業所内に有しているため急性期~生活期までを包括的に支援できる強みがあります。

 入院においては運動器リハビリテーションの施設基準を取得し、主に整形外科疾患を中心にリハビリテーションを提供し、手術が必要な場合は医師の指示のもと術前より介入します。自宅退院の場合は退院前にリハスタッフと一緒にご自宅への退院前訪問指導を実施し、自宅環境調整を図ることが可能です。退院後につきましては、医療保険、介護保険下にて療法士がお伺いしての訪問リハビリを行って行くことも可能となっております。

 また、両磐地域の大腿骨頸部骨折地域連携パスの回復期病院としての役割も担っております。連携パスとは急性期病院から回復期病院を経て早期に自宅に帰れるような診療計画を作成し、治療を受ける全ての医療機関で共有して用いるものです。 急性期病院からの転院の際に患者がどのような状態で転院してくるかを把握できるため、改めて状態を観察することなく、転院早々からリハビリを開始できるメリットがあります。これにより、医療連携体制に基づく地域完結型医療を具体的に実現することができると考えております。

訪問看護ステーションわかば

かかりつけの医師や多職種多機関と連携をとりながら、当院の訪問看護師がご自宅に伺い、必要な医療処置、在宅医療、在宅看護、介護支援を行います。

このような患者さんご家族様のご希望に沿い、安心して在宅生活を送っていただけるようお手伝いいたします。
体調が思わしくないときは、かかりつけの医師へ連絡・相談し、いつでも当院への受診や入院等の対応は可能です。

サービス内容

  1. 医療処置・健康管理
  2. 検査(採血、採尿、他)
  3. 健康相談、介護相談
  4. 介護ケア
  5. 家族支援
  6. 緊急時の対応など

訪問看護の利用方法

  1. 健康保険証、介護保険証をお持ちのかた
  2. ご本人およびご家族が、訪問看護を希望されている場合
  3. かかりつけの医師が訪問看護の必要性を認めている場合

訪問看護の費用

当訪問看護ステーションの利用料金は下記のとおりです。

介護保険利用の場合

介護保険制度では提供時間により費用が異なります。 以下は提供時間当たりの基本項目自己負担金(1割負担)です。
提供時間 20分未満30分未満60分未満90分未満
利用料金 310円463円814円1,117円

医療保険利用の場合

定率の1割から3割負担となります。
移動距離に応じて、交通費が加算されます。

上記のほか、特別な管理が必要な場合には、別途費用が加算となる場合があります。
なお、介護保険利用該当か医療保険利用該当となるかは、かかりつけの医師やご本人ご家族等と相談したうえで決定します。

訪問範囲
原則として、法定速度内走行で片道30分以内の範囲です。

お問い合わせ

訪問看護を受けたい方や、詳しく話を聞きたい方は、かかりつけの医師や看護師・当院の看護師や医療相談室へご相談ください。

透析室の紹介

透析室では、血液透析をはじめ間歇補液療法(i-HDF),血液ろ過透析(on-line HDF)の対応をしております。
また、他の診療科・他職種と連携を図り腎臓疾患以外につきましても早期発見、早期治療に努め安全、安心のスローガンの元に日々の業務に携わっております。

ベッド数

20床(うち2台を感染症患者様用として対応可能)

透析日

月~土 2クール
午前 8:30~  午後 12:30~

透析室職員

 常勤医師   1名(※他に毎週土曜午後のみ医大より医師の応援あり)
 看護師    4名
 臨床工学技士 5名
 准看護師   1名
 看護助手   1名

臨時透析のご案内

臨時透析を受け付けております。
事前にご連絡をいただきご希望の日程に添えるよう調整をさせていただきます。

テレビ視聴のご案内

イヤホンとテレビカードを個人でご準備していただければ各ベッドに設置したテレビをご視聴いただけます。
テレビカードは透析室入口に販売機を設置しており1枚1,000円で購入できます。