医療安全への基本的な考え
医療現場では医療従事者のちょっとした不注意等が、患者さんの健康や生命を脅かす危険があります。医療従事者の個人レベルでの事故防止対策及び、医療施設全体の組織的な事故防止対策の2つの対策を推し進めることで、医療事故の発生を未然に防ぎ、患者さんが安心かつ安全な医療を受けられる環境を整えることを第一に考えております。
医療安全委員会
医療安全の確保を目的とし、月に一度定例委員会を開催しております。構成される委員は、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・臨床検査技師・診療放射線技師・臨床工学技士・栄養管理室・事務部門・となっており、活発な意見交換が行われています。
委員長からのコメント
医療安全委員会は院内各部署からのインシデント報告と、他病院の事故事例を中心にその対策について検証しております。その他臨床工学技士が中心となり、人工呼吸器やその他医療機器についてのトラブルの報告、勉強会等も実施しています。また年2回医療安全講習会を開催し職員への啓蒙を図り、これを通じて多種多様な危険回避に向けて、日々努力しています。
活動内容
当院医療安全委員会の活動として
- インシデントに対する事例検討
- 医療安全情報の周知徹底
- 研修会の開催
- 5S運動の実施
- 危険予知トレーニング
- 医療安全に関するマニュアルの作成
- 医療機器安全使用における新人オリエンテーションの実施 など
実施前の確認方法~フィンガーチェックリスト
2010年、1月 医療安全看護
- 注射・点滴実施の直前(輸液・シリンジポンプ使用時は、開始スイッチを押す直前)
- 輸血セットのクレンメを開ける直前
- 経管栄養を滴下する直前などに、フィンガーチェックを行いましょう
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